methaneさんの
「目標は60億総ニート」より.
>> そう、僕ら技術者の使命は、みんなが頑張らなくても良い世界にすること。
>> 「がんばり」を否定はしないけど、「がんばらないと解決できない問題」は否定しなければならない。
前半はその通り.
快適な生活を実現できるように世界を作り変える,というのは人類の広義の本能でしょう.ここで「快適な生活の実現」のことを「技術」と読んだりするわけで,その意味で『技術者の使命は、みんなが頑張らなくても良い世界にすること。』というのはまさに定義どおり.
で,僕が色々考えてしまうのは後半.
(と,別にmethaneさんの書いてある内容自体に文句があるわけではなく)
『「がんばらないと解決できない問題」は否定しなければならない。』
本当に否定しなければならないんでしょうか.
そもそも可能なんでしょうか.
methaneさんの「否定しなければならない」は恐らく「使命」を素直に読み替えただけかとは思うのですが,同時に我々は「がんばらないと解決できない問題を,がんばらずに解決できるようにすること」が必ずしも可能ではないことを知っているわけです.
この「可能ではない」には少なくとも2通りの意味がありうるでしょう.1つは実際に不可能な場合.例えばP≠NPは示されては居ませんが,まあNP困難な問題を現実的な時間で解くことは無理,といったような不可能性です.
こちらの方は,モデルを変える,解決の定義を変えるなどにより,実質的には解決可能に持っていくことができるかも知れません.
例えば最適解を求めるのはあきらめて近似解を得る,などです.
もう一つは「がんばらないと解決できない問題」自体にある種の矛盾が含まれている場合.
適切な例ではありませんが,原爆の発明なんかはこちらに含まれるかもしれません.
The road to hell is paved with good intentions.
(地獄への道は善意にて舗装されている)
なんて言ったりしますしね.
posted by siuye at 14:37
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日記